交通関連について
タイ・バンコクのモタサイ(バイクタクシー)には当たり外れがある。道路を逆走する運転手もいる。
クーデター中のタイ・バンコクよりお届けしております。
クーデターについては、昨日、今日と書いた内容が私が体験した範囲での全てなのですが、バンコクでは毎日、驚きの連続です。
2014/05/23
今日体験してしまったのは、モタサイ(バイクタクシー)の外れ運転手ですね。
ちくしょー(・ω・)!!!
ちなみにですが、上の写真は別の運転手です。
モタサイとは、モーターサイクルタクシーの略です。バイクタクシーなどとも言われる見たいですね。
モタサイについての詳細は下記をご覧ください。
⇒モタサイの乗り方
モタサイはバイクという俊敏さを活かしたバンコク市内を走り回る市民の足です。
っが、実際に乗ると少々怖いです。
まず、ヘルメットはありません。
ガイドブックには、運転手に言えばヘルメットを貸してくれるよ。と書いてありますが、実際の場合はヘルメットは持っていない運転手が多いです。
なので、実際に街中で転倒したり、バイクから落ちちゃう人もいます。
気を付けないといけませんね。
とはいえ、バンコク市内での生活を送る中で、モタサイに乗る機会はそれなりにあります。
なので私も、少しだけモタサイに乗るのに慣れたつもりになっていました。
タイ・バンコクでは、毎度のように何かに慣れたなと慢心した時にサプライズが待っています。
初心者は気を緩めちゃいけない街。
それがバンコクだっ(・ω・)!
ふぅ。
前置きが長くなりましたが、駅から滞在場所に戻ろうと思い、モタサイ乗り場で運転手に声をかけました。
私「○○ホテル」
運転手「○○ホテール!」
みたいな感じでいつになく大きな声でリピートしています。
あれ、なんだ今のは?と思いながらも後ろに座ったのですが、ヤバい空気しか漂ってきません。
運転手は、ノーヘル、短パン、Tシャツ、スリッパです。
モタサイの運転手は、基本的にキッチリとヘルメットをかぶり、長袖、グローブ、長ズボン、靴といった感じで万一の時の転倒に備えている運転手が多いです。
しかし、彼はあまりにもラフすぎる。
ノーヘル、短パン、Tシャツ、スリッパ。
大丈夫かなと思いながらも、モタサイは運転手を選べないのでバイクは走り出します。
※モタサイは区間ごとにグループ行動しているので、走る人にも順番があるのです。
走ってすぐに思いました。
こいつははずれだ( ゚Д゚)と。
ラフなくせに、スピードを出しながら、鼻歌を歌い、車線変更を繰り返しています。
やべー、やばいけど、変に体を動かしたらもっと危ないので、じっとしつつも、早く目的地に着きますようにと思った瞬間、彼はやってくれました。
中央分離帯にグッと乗り上げたのです。
えっ?なんで( ゚Д゚)?
と思った次の瞬間には、反対車線を走り出していました。
ふっふはははは、バンコクの道路は逆走もありなんだね(・∀・)!
的な気持ちになりましたよ。本当に。
車が前から向かってくるのに、そこに向かって走っていくのは初体験ですね。
その後彼は、一方通行の道路に入り、そこでも逆走して僕を目的地に送り届けてくれました。
正直「ば、バカかこいつは!」と思いましたが、お金を払ったらちゃんと笑顔で「コップンカップ」と言ってくれました。
あぁ、バカなんだな(・ω・)と妙に納得してしまいました。
タイ・バンコクの地にいながら、日本の僕の尺度で図る事が間違いでした。
同じ区間を何度か走っていたのですが、他の運転手はきちんと迂回して、逆走なんかしませんでした。
だけど、彼にとっては逆走はOKなんです。
ヘルメット、グローブ、厚手の上着、靴をちゃんと身に着けている運転手は優良ドライバーです。
危険と隣り合わせの仕事の中で、万が一のことを考えきれているのです。
ノーヘル、短パン、Tシャツ、スリッパの運転手は外れです。
彼のような運転手は何も考えていません。マイペンライです。
身をもって体験できました。
いやーやっぱり、タイでは初心者は、何事にも気を抜いて油断しちゃいけませんね。
気を抜いたら何かが起きます。