ゴキブリ問題
タイ・バンコクで絶体絶命。タクシーの車内でゴキブリが出たら逃げ場が無い。死んだ。
死にました。
タクシーの中でゴキブリが出ました。
一応、振り返りますが、まだフラッシュバックします。
タイに来て一週間目の夜。
普段から、治安、道路、ゴキブリについてなど、気を付けながら生活をしていますが、昨日は気を抜いてしまったんです。
言葉のできない僕は、会社の上司(Iさん)に連れられて夜ご飯を食べに行きました。
Iさんはバンコク在住のべ10年ほどのベテランで、言葉もペラペラです。
僕の目の前で、トゥクトゥクともタイ語でやり合ったり、とても頼もしい存在なのです。
タイを知り尽くしている日本人と一緒にお出かけをする。
言葉が通じないのでレストランでも一人だと少々緊張したりするのですが、タイ語で店員に注文をするIさんと一緒だったので、僕の心は緩みました。
タイに来て一週間。
まだ何も出来ないけど、少しはバンコクというものが分かったのかもしれないと勘違いをしたんですね。
しばし、食事を楽しんでから、次の目的地に移動するため、タクシーを止めたのです。
この時点で、僕の不幸は始まってたんですね。
タクシーをとめて、Iさんが奥のほうに乗り、僕が歩道側です。
タクシーが走り出して1分。
左足に違和感を感じたので、暗い社内で目をやると、
ビッグサイズのゴキブリが僕の左太ももに止まっていました( ゚Д゚)。
パニックですよ。
なんていうんですか、足の上を這う感覚が全身を巡りました。
ゴキブリっ!
僕は確かにそういいました。
いい大人が日本から遠く離れた異国の地、バンコクで叫んだのです。
タイ・バンコクの中心で「ゴキブリ」と叫ぶ。
パニック状態で、持っていたカバンを使い、うわぁぁぁぁぁぁっと、叩こうとしましたが、タクシーの中では身動きが取れません。
動けず、死を待つしかない。
そんな状態です。
人間って、パニックを起こし、危機的な状態になったら止まりませんね。
僕は「すいません、降ります」と早口で言い残し、Iさんを置いてタクシーを降りました。
タイミングよく、信号待ちで停車していたのです。
バイクがビュンビュンと通り抜けするバンコクの道路で、いきなりドアを開ける行為は危険です。
一瞬、後方を見るとバイクの影は無かったので、一気に下りました。
もう、わけが分からないまま、タクシーを降りて、降りた場所がコンビニの前だったので、その前でピョンピョンしていました。
まだ、体にゴキブリが付いているのか?
付いていないのか?
もう、何も判断が出来ていません。
昨日、タイのセブンイレブンの前で、踊り狂ったようにクネクネしていた日本人を目撃した貴方。
それは僕です(・ω・)。
一通り、クネクネした後、逆立つ神経の中、多分、大丈夫だと思いながら、僕の絶体絶命な悲劇を後世に残し、二度と不幸な場面に遭遇する日本人が出ないようにするためにも、ブログに書こうと思って問題のタクシーを撮影したのです。
その時です。
ゴキブリはまだ僕に付いてました。
その瞬間にシャッターを切ったので、写真はブレブレになりました。
再び、ひゃーっとなり、踊る僕からやっとゴキブリは離れて飛んでいきました。
二度目のパニックに、茫然としている僕の元に、Iさんがタクシーを清算してきてくれました。
全身の神経が過敏になり、何が触れてもビクっとします。
Iさんいわく、タクシー内でゴキブリが出たのはバンコク生活で初めてだよ。と言っていました。
街角で出会うよりも。ホテルの部屋の中で出会うよりも。
夜のタクシーという暗闇の密室で出会ったら、死んだも同然です。
WEBで「タイ ゴキブリ」と検索すると、色んな情報が出てきますが、ほとんどがホテル、路上、レストラン等での体験談です。
タクシーの中は完全にノーマークでした。
これからタイ・バンコクに行かれるにあたって、僕と同じように、ゴキブリが大の苦手な貴方。
タクシーに乗る前ときは、一か八かの気持ちを持ってください。
明るいところで、気持ちに余裕があるなら、車の中をチラ見するとよいでしょう。
まぁ、そもそも乗車する段階で、僕の体に付いていた可能性もありますよね。へっへ(・ω・)
何事も気持ちに余裕が出来たり、警戒心を解いたところが危ないのです。
へへへへ(・ω・)